わきが手術の前に自己臭症についても考えてみる

自己臭症で泣いている女性の写真

管理人が電気凝固法でわきが治療を受けた時に、事前の問診でクリニックの先生から言われたことがあります。

「実は来院される方の中には、本当はわきがではないのに自分がわきがだと思い込んでいる人が一定数います。」

この時に初めて聞いた内容だったのですが、かなり軽度のわきがで生活にはほとんど支障をきたさない程度のニオイがある人でも、ものすごい思い悩んでいて手術や治療を受けたい、というケースもそれなりにある模様。

その時に興味を持ったので調べてみたところ、自己臭症(または自臭症)という病気があることが分かりました。自己臭恐怖症で悩んでいる人は意外と多くいます。

自己臭症とは


  • 自分はクサイと思い込んでしまい、自分の臭いの事が頭から離れない
  • 相手の仕草が、自分の臭いを避けるものではないかと、疑いやすくなる
  • 自分の臭いを抑えようと、気になる部位を 一日に何度も洗い続けたり、下着をすぐに替える、消臭剤を過剰使用する……など、強迫的行為が顕著になる
  • 気持ちが冴えず、日常の大切な事が手につかなくなってしまう
  • 対人状況を避けるようになってしまう

引用:https://allabout.co.jp/gm/gc/382874/



自己臭症は日本人に多い病気

75%の確率でわきがである欧米人に比べて日本人は約50%。

程度の問題もありますが、実際に強いニオイを放っている人は恐らくもっと少ない気がしますし、それなりに対策をしている人も多いので、強烈なわきがの人にはそれほど多く出会ったりしないですよね。

わきがであることがほぼ当たり前の欧米文化に対して、日本では少数派に捉えられがちなわきが、少しでもニオイを自分で感じてしまった場合、

「私ってわきがなの・・・信じられない・・・」

と簡単には受け入れられない状況にかなり強いショックを受けがち。

これが自己臭症の根本的問題として挙げられそうです。


自己臭症になりやすい性格と症状とは?

日本人には比較的多い、人目が気になったり、人の顔色を伺って物事がはっきり決められない、意見をしっかり言えないような場合、要するに繊細だったり神経質な人が多いようです。

相手を気遣うあまり、逆に自分が気疲れしてしまっていることが多い人や、内向的で人前に出ると緊張してしまう。

これは脇のニオイだけではなく、口臭や足のニオイなど、体の臭い、つまり体臭全般についても言えます。

もちろんこういう性格の人が全て自己臭症になるわけではないし、性格とは別に育ってきた家庭環境や状況にも影響されたりもしますので一概には言えませんが、何れにしても何事も気にしすぎてしまう人が自己臭症にはなりやすいようです。

気にしすぎて、思い込みが激しくなってくると、最初のうちは落ち込んだり、悲しくなって泣いたり、ふさぎ込んだりと内面に対して感情が向きますが、さらに発展するとイライラしたり、家族に当たったり、憎しみの感情が増幅して人間不信に陥ったりなど外側にも感情が向かっていきます。

そして最悪の場合はうつ病にも発展しかねないケースもあります。


自己臭恐怖症の人が実際に何を悩み、どう思い込んでいるのか

自分は臭いんじゃないか?と思っている人たちがどんな考えで暮らしているのか、口コミを調べてみました。

  • 自分の臭いのせいで周りの人に対して常に迷惑をかけている

  • 自分は嗅覚障害で臭わないだけで、他人には悪臭になっているに違いない

  • 精神薬を飲むと口が乾き、その臭いでペットがくしゃみをするんです。

  • このままワキガが悪化して人生を進められなくなると思っている

  • 病院では「ワキガではない」と診断されたけど、私が精神障害者だから受けたくなかったんだ

このように、常に「自分は臭い、嫌われている」といった強迫観念に迫られ、不安障害になっている様子が伺えました。

また、多くの人が何らかの精神安定剤やうつ病用の薬を飲んでいました。


自己臭症の対策方法は?

軽度の場合は、人目が気になって疲れてしまう程度で済みますので、例えば口臭であれば歯医者に相談する、ワキガであればデオドラントをいろいろ試して自分にあったものを見つけるなど、体臭系のケアをしっかりして臭いの元を断つように努力することで精神面の負担も軽減されてきます。

ただし重度になってくると、本当は全然気にする必要もない程度なのに、まるで世の中全体が自分自身のニオイに気がついていて、「あの人わきがだよ…」「息クサイよね…」って思われていると考えこんでしまっている状態なので、これはもう完全に心理的な部分での病気として捉える必要が出てきます。

この精神的疾患に対しては、「心理療法」と「薬物療法」という治療法が用いられます。

心理療法、薬物両方共に、まず精神科や神経科にかかるのが解決方法の第一歩。その際に診断結果によって抗うつ剤やSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を使った薬物での治療が行われたりします。

まずは自己臭症がれっきとした病気であることを本人が自覚して受け入れ、自主的に病院へ行くことが対策の鍵になると言えます。


自己臭症の治療法はいくつかあり

自己臭症はどの病院の先生も精神的な問題、つまり精神疾患だと考えるケースがほとんどのようです。

例えば東京豊島区の横山クリニックでは、「薬を投与することで十分な効果を見込めるケースは少なく、認知行動療法が必要」としています。認知療法とは、ものの見方に働きかけてストレスを軽くしていく方法。

大阪市中央区の喜多クリニックでは、「精神分析療法」で治療を続けていらっしゃるとのこと。自由連想法ともいい、患者さんに好きなことを話してもらってその話の中から精神分析療法を用いてその人のクセを見つけ出す方法です。

仙台市の桂仁会クリニックでは「体臭チェッカーを使って実際に数値を出して目視させることで早期改善に繋げる」という現実的な方法も行っています。

どの治療法が自己臭症にとって良いかは、その先生の判断や患者さんの症状に基づいて変えることが望ましく、一概にコレがベスト!とはいいづらいため、お近くの病院で自己臭症治療を行っているところがあれば診療を受けてみるのが良さそうです。


本当に気になって仕方ない場合は手術などの治療も考えてみる

自己臭症の場合は手術をするほどの程度ではないケースが多いため、わざわざ高額費用と体にメスを入れるリスクをとって手術を受ける必要はありません。

ただし、病院に通ってさまざまな療法を取り入れたにも関わらず、それでも治癒しなかった場合、精神面の根本的解決方法として手術を決行してしまうのも管理人はありだと思っています。

これは整形手術でも同様のことが言えると思っているのですが、それほどでもないのに自分はブサイクで仕方ないと思っている人が整形手術を受けることで、精神的な問題や悩みから解放されてとても明るく社交的になって人生が変わった、という人がいますよね。

あれと似てる部分は少なからずあると思います。

根本的な部分の問題を取り除いてしまうことで自動的に精神面が改善されるのであれば、いろいろな薬を体に取り込むよりもある意味良いのではないかと思えるくらいです。

ただし、切開手術の場合はやはりリスクも大きいと言わざるをえないので、管理人が受けた電気凝固法やミラドライなどの切らないわきが手術であれば、費用面のデメリットを差し引いても個人的には自己臭症対策にもなりうる治療法だと思っています。

もちろん、治療を受ける前には、担当医師と十分に相談した上でよく考えてから施術を受けるかどうかを決めてくださいね。

切らないわきが手術や保険適用手術特集
個人的には切開を伴うわきが手術はリスクやトラブルの可能性を考えるとあまりおすすめしません。

当サイトでまとめている切らないわきが手術や、切るけど高額にならない保険適用手術などをまとめていますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。

臭いが無くなれば必然的に自己臭恐怖症の改善も進みます。