手術したのにどうして?わきが手術後のニオイが再発する可能性



せっかくワキガ手術したのに、しばらくしたら臭いが復活してきた…。手術したのに、まさかの再発?!

こんな事例は意外と多く、ネット上の口コミでも結構な数のトラブル事例や悲痛な叫びが挙がっています。

高いお金を払って、そして勇気を振り絞って手術に望んだのに、再発なんて考えたくもないし、あり得ないですよね。


管理人夫婦はともに30代で切らないわきが手術(電気凝固法)を受けましたが、1年近く経った今も再発する様子はありません。

ただ、インターネットの掲示板などでよく見るのが、

「剪除法(せんじょほう)受けたけど再発した」

などの書き込みがあります。

これってどういうことなんだろう、と思い、わきが手術しても再発してしまう可能性について調べてみたところ、答えは至ってシンプルでした。

手術を受けたのに再発してしまう原因は大きく分けて3つ

  1. 汗腺(アポクリン腺)が取り切れていないケース
  2. エクリン腺のニオイが発生しているケース
  3. アポクリン腺が発達しきる前に手術を受けたケース

ワキガ手術をしたにも関わらずニオイが再発してしまった場合のほとんどの原因が、1の「アポクリン腺が十分に取り除かれていなかった」に当たります。

普通、手術をしたらアポクリン腺が取り除かれるので再発するなんてあり得ないよね、と思いがちなんですが、何の事はない、やはり不十分な手術内容が原因のようです。

医学的に言う「再発」とは、細胞が増殖して症状が発症することを言います。例えて言うとガン細胞のようなもの。アポクリン腺は一度除去したらそこから更に増えるということはありません。

わきが手術にはいろいろな方法がありますが、例えば「吸引法」というワキに小さな穴を開けて、そこから器具を差し込みアポクリン腺を取り除いていくわけですが、この吸引法に対して取り残しが発生する可能性があるようです。

また、剪除法(せんじょほう)の場合は、吸引法よりもさらに広くカットしてドクターの目視でアポクリン腺を取り除いていく方法ですが、これも取り残しが発生することで再発する可能性がある模様。

要するに、「再発するのではなく、取り残しがあったために臭いが復活している」と考えるのが正しいということです。

術後はアポクリン腺自体が少なからずダメージを受けているので、取り残しがあっても活動が弱まっているため臭いも出にくくなっていますが、傷が癒えてくるにつれ、取り残されたアポクリン腺が活動を再開してまた臭いを発する、という流れということですね。

エクリン腺が放つのはワキガ臭とはちょっと違う

次に、2のエクリン腺ですが、まず大前提としてエクリン腺からのニオイ=ワキガ臭ではない、ということです。

通常エクリン腺から出るのはただの汗で、脇の下からのニオイを強く発することはありません。「足が臭う」場合を想像してもらえば分かりやすいですが、足の裏にはアポクリン腺は存在しません。

脇の下から発するニオイ、つまり「わきが臭」はアポクリン腺が密集する脇特有のニオイ。エクリン腺がわきが臭になることはあり得ないわけです。

ただし、脇の下にはジフテロイド菌やコリネバクテリウムなど脇特有の細菌が生息しており、これらがエクリン腺から出る汗と混ざって、他の汗とは違ったニオイを発する場合があります。

これを「ワキガ」と思ってしまっている場合があるのですが、もう一点大事な点は、「エクリン腺はわきが、多汗症手術で100%除去できない」という点が挙げられます。

エクリン腺の一部は真皮の中にもあるため、それらを手術で取るためには、脇の下の皮膚ごと切除しなければならないわけですね。

ただし、エクリン腺が気になるレベルでニオイを発する人はそう多くなく、基本的にはアポクリン腺をキレイに除去していれば再発の原因や可能性には成りえないのが事実です。

保険適用手術の場合はクリニックの厳選が重要



最近流行っている「保険適用のわきが手術」ですが、あくまでも可能性の話ですが、中にはかなり適当に手術を行っているクリニックもあるようです。

保険適用の手術なら大体5万円以内で受けられるため、わきがの人にとっては願ったりな費用ですが、保険が適用されているということはクリニックに入ってくる保険料も実はそれほど多くありません。

つまり、かなり安いコストで手術を行っているのが現状のため、数をこなさなければならないけど実入りも少ない、という実情から、どうしても手術の丁寧さが損なわれているケースがある模様。

手術でアポクリン腺の取り残しを防ぐための対策は、私たち個人では正直防ぎようがなく、選ぶクリニックのドクターの腕にかかっているというのが正直なところ。具体的な対策は施しようがないのに等しいと言っても過言ではありません。

気をつけるべき点は、あまりにも料金が安い、保険適用手術である場合は正直取り残しの可能性が上がりやすくなります。

また、ドクター自身の実績がどれくらいあるのか?を事前に調べておくのも大切。わきが手術は身体的なリスクだけではなく、そもそも手術自体を成功させてくれるかどうかという前段階のリスクもあるのが現状なのです。


10代の手術は再発の可能性あり

では再発するケースは全くないかというとそんなことはなく、若いころのわきが手術は再発の可能性を秘めています。

一般的には中学生から高校生の年代にかけてわきがの臭いが気になってきます。これは成長期の頃にアポクリン腺が発達して臭いの元となる汗をかき始めるため。

この頃にわきがになると、まだ多感な時期なためにとてもショックでなんとか治したい、手術したい!と思いがちですが、10代の成長期であるため完全にアポクリン腺が発達しきっていない可能性が挙げられます。

つまり、せっかくわきが手術を受けて全てのアポクリン腺を除去できたとしても、さらにそこから発達してわきが臭を発する可能性は否めないわけです。

わきが手術を検討するなら、成長しきった体になった20代以降をオススメするのはこういった理由にあります。


手術した後に再発・・・再手術した方がいいのか?

もちろん再手術も検討に入れる選択肢はありますが、事前に再手術のリスクについても知っておくことが必要です。

例えばこちらの口コミ。

ワキガの手術をされた方は、再発しましたか?

2回の手術で脇のキズは凄まじいことになり、とてもノースリーブや水着は着れません。短めの半袖すらも無理です。

出典:Yahoo!知恵袋


再手術をしたことで傷口が大きくなり、脇の下を露出することができなくなってしまったケース。

こんなことになってしまったら、人によっては、特に女性の場合はそれこそ元も子もない状態とも言えます。

なので、再手術をする場合は、ニオイの再発はもちろん、傷口のことも十分に踏まえてクリアしてくれるような医師を探す必要性があります。

ただし、わきが手術は結果論になるため、100%の保証は得られないのがある意味現実とも言えますよね。


術後再発した場合は食生活も考えて

普段の食生活はわきがと無関係ではありません。

体から発するニオイは食べたものによっても影響を受けるのは至極当然。

具体的には、
  • 化学物質や添加物が多いものを控える
  • 動物性食品(脂ぎった肉類など)を控えめにする
  • 野菜中心の食事を心がける
など。

野菜中心にするだけでも体臭は改善する可能性が大いにあります。

だからといって根本的な改善に繋がるわけではありませんが、健康面まで考えると食生活の改善は万人が切っても切り離せない課題。

手術をしたからもう大丈夫、ではなく、総合的に考えた上で長い目で自分自身を見つめていくことも大切。

手術を受ける時期は20歳以降がベスト

アポクリン腺の発達完了は、一般的には高校生の間に完了するとされていますので、高校を卒業したらすぐに手術を、という考えもありますが、念には念を入れて20歳以降で完全にアポクリン腺が発達しきった可能性が高くなった時期に手術を受けるのがベストな選択。

手術はどうしても体に負担を与えますし、高額な費用も伴います。時期を見極めるのはとても大事なポイントなんです。

若い時期に辛い経験をしなければならないのは本当に管理人にも気持ちが分かることではありますが、もしこれを読んでいる10代の方がいらっしゃいましたら、今少しデオドラントを塗ることで我慢しつつ、20歳以降での手術を検討することをおすすめします。

管理人が受けてきた電気凝固法は、ほとんど体への負担がなく、ダウンタイムもないのでとってもオススメですが、それでもそれなりの費用は掛かります。

20歳以降で受けてみるのはとてもオススメです。

私たち夫婦が電気凝固法を受けた経緯やワキガ手術したことで再発する心配はないのか?また原因含めて実例としてはどういった症状があるのかなど、手術自体を安くする方法も含めてまとめていますので、下記ページもぜひ参考にしてみて下さい。

保険適用でわきが手術は可能。ただしデメリットも事前に踏まえて